こんにちは!HorseCampMongoliaで乗馬を教えているチカです。
大自然の中で乗馬を楽しむとき、「今、馬は何を考えているんだろう?」「怖がっていないかな?」と気になったことはありませんか?
馬は言葉を話せませんが、身体のあちこちを使って自分の気持ちをしっかりと伝えてくれています。その中でも、もっとも分かりやすく感情が現れるのが「耳」です。
耳の向きや動きを見るだけで、馬が何に注目しているのか、安心しているのか、あるいは緊張しているのかが手にとるように分かります。今回は、乗馬がもっと楽しく、安全になる「馬の耳サインの読み取り方」をご紹介します!
馬の耳で感情がわかる!4つの基本サイン
馬の耳は左右別々に、360度近く動かすことができます。乗馬中に馬の頭を上から見下ろしたとき、耳がどの方向を向いているかチェックしてみましょう。
1. 両耳が前をピンと向いている:興味・集中
両方の耳がまっすぐ前を向いているときは、前にあるものに興味を持ったり、集中して見たりしているサインです。
「あそこに何かあるぞ」「次はどっちへ進むのかな?」と、前方の景色や進む方向にしっかり意識が向いています。とても前向きな状態なので、目標(旗や遠くの丘)を見ながら安心してそのまま進みましょう。

2. 耳が左右や後ろへパタパタ動く:周囲の音・指示を聞いている
耳が前や後ろ、横へと小刻みに動いているときは、周囲の音を一生懸命拾っている状態です。
また、片方の耳がスッと後ろ(乗り手の方)へ向いたときは、「背中に乗っているあなたの声や指示を聞こうとしている」サインです。あなたが「チュ!」と発進の合図を出したり、声をかけたりした瞬間に耳が後ろへ向いたら、言葉がしっかり馬に届いている証拠です。

3. 耳が横にだらんと垂れている:リラックス・安心
耳が左右にペタンと倒れ、少し力が抜けたように横を向いているときは、深くリラックスしているサインです。
「ここは安全だな」「のんびりしていて気持ちいいな」と、落ち着ききっています。休憩中や、運動を終えて息を整えているときによく見られる表情です。

4. 耳を後ろへペタッと完全に倒す:怒り・警戒(要注意!)
一番注意が必要なのが、耳が後ろの首筋へ平らにペタッと張り付くように倒れている状態です。通称「耳を絞る」とも呼ばれます。
「嫌だな」「あっちへ行け!」という、強い不快感や警戒、威嚇のサインです。他の馬が近づきすぎたときや、何かに強く怯えているときに見られます。

馬の気持ちがわかると、乗馬はもっと楽しくなる!
「あ、今私の声を聞いてくれたな」
「前の道に集中しているんだな」
そうやって耳のサインを読み取れるようになると、馬をただの乗り物ではなく、一緒に草原を進む「生きたパートナー」として感じられるようになります。
モンゴルで乗馬ツアーに参加された際は、ぜひ馬上から馬の耳の動きを観察してみてくださいね。馬との会話がぐっと楽しくなりますよ!

