モンゴルは、日本から飛行機で数時間の距離にありながら、気候や道路事情、宿泊環境などは日本とは大きく異なります。
でも、少しだけ事前に知っておけば心配はいりません。
ここでは、初めてモンゴルを旅行する方に知っておいていただきたい基本情報をまとめました。
時差・言語・通貨
時差
ウランバートルを含むモンゴルの主要地域と日本との時差は1時間です。
日本が12:00のとき、ウランバートルは11:00。時差が小さいため、到着後も比較的身体を慣らしやすい旅行先です。
ウランバートルの標準時はGMT+8です。
言語
公用語はモンゴル語です。文字は主にキリル文字が使われています。
ウランバートルのホテルや観光施設では英語が通じることもありますが、地方や遊牧民家庭では英語が通じないことも珍しくありません。
ツアー中はガイドやスタッフがお手伝いしますので、モンゴル語が話せなくても大丈夫です。
通貨
モンゴルの通貨は**トゥグルグ(MNT/₮)**です。
日本ではあまり見慣れない通貨ですが、ウランバートル市内には両替所やATMがあります。
季節・気温・服装
モンゴル旅行で一番気をつけたいのが、気温の変化です。
夏の日中は暖かくても、朝晩になると急に冷え込むことがあります。例えばウランバートルの7月は、平均的には日中約24℃、夜間は約11℃まで下がります。
そのため、夏でも「半袖だけ」ではなく、
半袖+長袖+薄手の上着
のように、重ね着できる服装がおすすめです。
春や秋はさらに冷え込むことがありますので、フリースや薄手のダウンジャケットがあると安心です。
冬のモンゴルは非常に寒く、ウランバートルでは1月の夜間平均気温が-28℃前後になることもあります。冬に旅行される場合は、本格的な防寒装備が必要です。
雨・風・日差しにも注意
モンゴルは乾燥した地域ですが、夏には突然雨が降ることがあります。
草原では風を遮る建物が少ないため、風が強く感じられることもあります。薄手のウインドブレーカーやレインウェアが一枚あると便利です。
また、モンゴルは日差しが強いため、帽子・サングラス・日焼け止めもおすすめです。
お金と支払い
現金
ウランバートルではキャッシュレス化が進んでいますが、地方へ行く場合はある程度の現金を持っておくことをおすすめします。
小さなお店や地方の施設などでは、現金しか使えない場合があります。
クレジットカード
ウランバートルのホテル、大型スーパー、レストランなどでは、国際ブランドのクレジットカードを利用できるところが増えています。
ただし、地方や遊牧民地域ではカードを利用できないことがあります。
「カードだけ」ではなく、カード+現金の両方を用意しておくと安心です。
両替
モンゴル到着後、チンギスハーン国際空港でも日本円や米ドルなどからモンゴルトゥグルグへの両替ができます。
空港内には銀行・両替所があり、現在はGolomt Bank(ゴロムト銀行)の銀行・外貨両替サービスも案内されています。ウランバートル市内にも銀行や両替所がありますので、旅行中に必要な金額をすべて空港で両替する必要はありません。
到着後すぐに飲み物やちょっとした買い物をすることもありますので、まず空港で少額を両替しておくと便利です。
今日の為替レートを確認
モンゴル中央銀行(Bank of Mongolia)は、モンゴルトゥグルグと各国通貨の公式為替レートを毎日公表しています。
※表示される中央銀行のレートは参考レートです。空港や銀行、両替所で実際に両替する際のレートとは異なる場合があります。
旅行前には、現在のレートを確認して「1万円でだいたい何トゥグルグになるか」を知っておくと、現地での買い物もしやすくなります。
インターネット・充電
SIM・Wi-Fi
ウランバートルではスマートフォンの通信環境が比較的整っており、ホテルやレストランなどでWi-Fiを利用できるところもあります。
旅行者向けのSIMやeSIMを利用する方法もあります。
ただし、草原や山間部へ移動すると、携帯電話の電波が弱くなったり、圏外になったりすることがあります。
「いつでもインターネットにつながる」とは考えず、草原では少しスマートフォンから離れるくらいの気持ちでお越しください。
コンセント
モンゴルの電圧は220V・50Hzです。
日本の100V専用電化製品を使用する場合は注意が必要です。
スマートフォンやノートパソコンなど、多くの充電器は100~240Vに対応していますが、必ず本体や充電器の表示をご確認ください。
日本とはコンセントの形状が異なる場合がありますので、海外用変換プラグを一つ持ってくると安心です。
モバイルバッテリー
草原では自由に充電できない場所もあります。
スマートフォンで写真をたくさん撮る方は、モバイルバッテリーを持参することをおすすめします。
※航空機ではモバイルバッテリーの預け入れができない場合があります。利用航空会社のルールも事前にご確認ください。
ウランバートルと草原の違い
モンゴル旅行では、
「ウランバートル」と「草原」はまったく別の旅行環境
と考えておくと分かりやすいでしょう。
ウランバートルにはホテル、コンビニ、スーパー、ショッピングセンター、レストランなどがあります。
一方、草原へ出ると建物そのものが少なくなります。
道路と移動時間
幹線道路は舗装されていますが、観光地や遊牧民家庭へ向かう途中から未舗装道路になることがあります。
日本のように「100kmだから1時間少々」とはいかないこともあります。
道路状況、天候、交通状況によって移動時間が変わるのもモンゴル旅行の特徴です。
買い物
草原へ出る前に、飲み物やお菓子、日用品など必要なものはウランバートルや途中の町で購入しておくことをおすすめします。
「あとでコンビニに寄ろう」と思っても、その先にお店がないことがあります。
トイレ・シャワー
ウランバートルのホテルでは、日本と大きく変わらない設備を利用できます。
一方、地方では設備が簡素になります。
ツーリストキャンプでは共同トイレ・共同シャワーの場合があり、遊牧民家庭ではシャワー設備がないこともあります。
日本と同じ設備を期待するのではなく、少し不便な環境もモンゴル旅行の一部として楽しんでいただければと思います。
食事と飲料水
モンゴル料理
モンゴル料理は、羊肉や牛肉などの肉料理と小麦を使った料理が中心です。
代表的な料理には、
ボーズ:蒸した小籠包のような料理
ホーショール:肉を包んで揚げた料理
などがあります。
ウランバートルではモンゴル料理以外にも、さまざまな国の料理を食べることができます。
飲料水
旅行中は、基本的に市販のミネラルウォーターを飲むことをおすすめします。
草原へ出る前には、必要な飲料水を準備して移動します。
アレルギー・食事制限
食物アレルギー、ベジタリアン、宗教上の食事制限などがある方は、必ず旅行前にお知らせください。
地方では食材の選択肢が限られるため、現地に到着してからでは対応できない場合があります。
できるだけ事前に準備・調整いたします。
ゲル滞在の基本
モンゴル旅行でぜひ体験していただきたいのが「ゲル」での宿泊です。
ホテルとは違う部分がありますので、最初に知っておくと安心です。
室温
ゲルは暖房を使用すると暖かくなりますが、火が弱くなると夜中から明け方に室温が下がることがあります。
夏でも朝晩は冷えるため、暖かい寝間着を用意しておくと安心です。
音
ゲルはホテルのような防音構造ではありません。
風の音、動物の声、隣のゲルの話し声などが聞こえることがあります。
音が気になる方は耳栓を持参すると便利です。
虫
草原ですので、季節によっては虫がゲルの中に入ってくることがあります。
虫除けスプレーなどを用意しておくと安心です。
夜間の移動
トイレがゲルの外にある場合があります。
夜間に移動するときのために、小さな懐中電灯やスマートフォンのライトをすぐ使える場所に置いておきましょう。
共同設備
ツーリストキャンプによっては、トイレやシャワーが共同になります。
設備の内容は宿泊施設によって異なりますので、各ツアーの案内をご確認ください。
モンゴルでのマナー
モンゴルでは、遊牧民家庭を訪問する機会があります。
難しいルールを覚える必要はありませんが、相手の生活の場を訪問していることを忘れないようにしましょう。
写真撮影
人を撮影するときは、できるだけ一声かけてから撮影しましょう。
特に遊牧民家庭を訪問した際、家族を無断で近距離から撮影することは避けましょう。
スタッフが同行している場合は、撮影してよいか確認いたします。
ゲルの中では
案内された席に座り、出されたお茶や食べ物は無理のない範囲で楽しんでください。
生活用品や祭壇などを勝手に触らず、分からないことがあればガイド又は同行スタッフに聞いてください。
「正しい作法をすべて覚える」必要はありません。
お邪魔します、ありがとう、という気持ちがあれば十分です。
旅行前の準備
最後に、出発前にもう一度確認しておきましょう。
パスポート
パスポートの有効期限を必ず確認してください。6か月必要です。
また、モンゴルへの入国条件や査証(ビザ)の規定は変更される場合があります。出発前にモンゴル政府・大使館などの最新情報をご確認ください。モンゴル外務省も査証・入国に関する公式情報を公開しています。
海外旅行保険
本ツアーお申し込みのお客様は、海外旅行保険への加入を条件とします。
治療費だけでなく、事故や救援費用などの補償内容もご確認ください。
HorseCampMongoliaの乗馬ツアーに参加される方は、参加条件について各ツアーページもあわせてご確認ください。
常備薬
日頃使用している薬がある場合は、日本から持参してください。
地方では日本と同じ薬を購入できるとは限りません。
酔い止め、胃腸薬、頭痛薬、絆創膏など、普段自分が使っているものを少量用意しておくと安心です。
持っていくと便利なもの
モンゴル旅行では、次のようなものが役立ちます。
- 羽織れる上着
- 帽子
- サングラス
- 日焼け止め
- リップクリーム・保湿用品
- 雨具・ウインドブレーカー
- モバイルバッテリー
- 変換プラグ
- 常備薬
- ウェットティッシュ
- 小さな懐中電灯
- 虫除け
すべてを完璧に準備する必要はありません。
日本とは少し違う環境を知って、必要なものを少しだけ準備しておく。
それだけで、モンゴル旅行はぐっと快適になります。
HorseCampMongoliaでは、初めてモンゴルを訪れる方にも安心して旅行していただけるよう、現地スタッフが旅行中のサポートを行っています。

